融合理工学系 News

「第2回留学生による日本語スピーチコンテスト」を開催

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2020.03.30

東京工業大学の学生サークル、国際交流学生会SAGE(Student Association for Global Exchange、セージ 以下SAGE)が主催する「第2回留学生による日本語スピーチコンテスト」が12月21日、東工大大岡山キャンパスで開かれました。

東工大に在学する韓国、中国、ベトナム、インド、モンゴルなどの留学生10名が原稿選考を通過し、スピーチコンテストに出場しました。

日本語スピーチコンテストに参加した留学生ら

日本語スピーチコンテストに参加した留学生ら

本コンテストは留学生による日本語のスピーチを通じて、「国際交流=英語」というイメージを払拭し、国際交流の本質である「様々な文化・考え方に触れられる」ことを東工大生に再認識してもらうことを目的として企画されました。留学生は日本語力とスピーチの独創性を競います。本学の同窓会組織である一般社団法人蔵前工業会が後援しました。2018年度に初開催し、今回で2回目の開催です。

今回のテーマ「あなたはなぜ日本語を学ぶのか」に沿って、留学生たちが日本語を学び始めたきっかけや日本語を学ぶ原動力になっているものについてスピーチをしました。

日本語でスピーチする留学生

日本語でスピーチする留学生

審査員による審査

審査員による審査

審査員は水本哲弥理事・副学長(教育担当)、リベラルアーツ研究教育院の中野民生教授、坪山由美子非常勤講師、森田淳子准教授、蔵前工業会の加藤廣理事の計5名で、内容、構成、態度、言葉遣い、質疑応答などの項目を基準に採点しました。

また、当日スピーチを聞きに来た参加者からのスピーチ投票もありました。

審査員と観客の投票から最優秀賞1名、優秀賞2名が決まりました。さらに急遽、審査員特別賞も作られるほど日本語レベルの高い大会となりました。

水本理事・副学長はスピーチ後の総評でスピーカー1人1人にコメントを伝え、称えました。コンテスト後は懇親会も開催され、スピーカー、審査員、観客の枠を越えて交流を深めました。

受賞者

  氏名 所属 出身国
最優秀賞 Nivetha Thyagarajan(ニベータ・ティヤカラージャン)さん 環境社会理工学院 融合理工学系 研究生 インド
優秀賞 于佳彤(ウ・カトウ)さん 物質理工学院 応用化学系 学士課程2年 中国
Uran-Ulzii Batbayar(バトバヤル・ウランウルジ)さん 物質理工学院 材料系 学士課程4年 モンゴル
審査員特別賞 Haruyama Matthew(春山マシュー)さん 環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程1年 オーストラリア・
日本

最優秀賞 ニベータ・ティヤカラージャンさん

  • 最優秀賞 ニベータ・ティヤカラージャンさんのコメント

2020年4月から環境・社会理工学院 融合理工学系の地球環境共創コースで修士課程を開始する予定です。

私はインドで日本語スピーチコンテストに参加したことがありますが、そこではインドの学生としか競争しませんでした。これは、世界中のスピーカーと競う初めての経験でした。スピーチを書き、翻訳し、修正し、最終的にコンテストで話すことから、それは素晴らしい学習体験でした。受賞者になれたことに感謝し、嬉しく思います。この経験は、日本語能力を向上させ、より良くなるように私を動機付けました。この素晴らしい機会を与えてくれたSAGEに感謝します。

優秀賞 バトバヤル・ウランウルジさん

  • 優秀賞 バトバヤル・ウランウルジさんのコメント

現在、物質理工学院の材料系で無機材料をフォーカスに勉強しています。この4月からエネルギーや光触媒などの研究に取り組む予定です。

私は本スピーチコンテストにチャレンジして本当に良かったと思っています。今までの日本語の学習を振り返り、色々なことを考え、学んだことをスピーチにして自分からのメッセージを他者に伝えることができました。それに他の国々の参加者の素晴らしいスピーチを聞けて、英語ではなく日本語で通じている皆を見て感動していました。このイベント中に日本人と留学生が何も問題なく日本語で交流していました。

本スピーチを開催してくださったSAGEの皆様に感謝しております。私はこれからも色々なことに挑戦し続けていきます。

  • 優秀賞 于佳彤さんのコメント

優秀賞 于佳彤さん

物質理工学院で応用化学系を専攻しています。

私のスピーチのテーマは「外国語は世界への鍵」でした。外国語を学ぶことや留学の意味についてもう一度考える良いきっかけとなりました。

私はコンテストに参加するからには、最善を尽くそうという思いでスピーチを準備しました。

原稿の作成から、イントネーションやジェスチャーなどのスピーチ表現力の練習に至るまで、多くの方々から助けを得ました。みんな親切で、熱心に日本語を教えてくれて本当に感謝しています。

このスピーチコンテストで素晴らしい仲間に出会えて嬉しいです。とても良い経験でした。

今後も引き続き日本語が上達するように頑張っていきたいと思います。

SAGEプロジェクトリーダー、伊藤龍寿さん

  • SAGEプロジェクトリーダー、伊藤龍寿さん(物質理工学院 材料系 学士課程2年)のコメント

現在、材料系に所属していて、将来は無機材料の研究を行いたいと考えています。

まず第2回留学生による日本語スピーチコンテストが無事開催できたこと、協力していただいたすべての方々にお礼申し上げます。この大会のコンセプト「国際交流は英語だけでするものではない」を含め多くの人に大会のことを知ってもらい、第3回、第4回とこのスピーチコンテストができることを願っています。

SAGEとは

東工大公認のサークルです。東工大生の国際交流の機会を増やすことや、海外学生へ東工大を知ってもらうことなどを目的とし、様々なイベントの企画・運営を行っています。東工大を訪問する海外学生のキャンパスツアーを案内したり、留学生との交流、東南アジアの理工系学生を日本に招くプログラムなどに取り組んでいます。

東工大基金

このイベントは東工大基金によりサポートされています。

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お問い合わせ先

東京工業大学 国際交流学生会SAGE

E-mail : sage.tokyo.tech@gmail.com
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