イベント・セミナー・講演会

量子少数多体計算によるミュオン分子や陽電子原子の共鳴状態の研究

  • RSS

日程
2024年3月22日(金)
時間
10:30-
場所
大岡山キャンパス別窓 本館2階 290 物理学系輪講室
講師
山下 琢磨 氏(東北大学 理学研究科)
お問い合わせ先
連絡教員:物理学系 西田 祐介(内線3614)

量子物理学・ナノサイエンス第385回セミナー

概要

縮退したエネルギー準位を持つ励起状態の水素様原子と荷電粒子間には、遠方で距離の二乗に反比例する引力のポテンシャルエネルギーが生じ、多数の準安定状態を形成する。例えば、H 2 + 分子はH(n = 2) + H + 解離しきい値直下に無数の準位を持つ。これらの状態はFeshbach共鳴状態であり、有限の寿命でH(n = 1) + H + へ解離する。このような共鳴準位の系列は単電荷クーロン三体系の様々な系に普遍的に見られ、共鳴準位の出現間隔は系を構成する粒子の質量や角運動量に依存して決まる。本講演では、陽電子やミュオンを含むエキゾチック原子の共鳴状態について、著者らの少数多体計算と最近の実験研究を交えて紹介する。

  • 東京工業大学理学院・物理学系 ナノサイエンスを拓く量子物理学拠点 共催

更新日:2024.03.04

  • RSS

ページのトップへ

CLOSE

※ 東工大の教育に関連するWebサイトの構成です。

CLOSE