- 日程
- 2019年4月8日(月)
- 時間
- 15:00-
- 場所
- 大岡山キャンパス 本館2階 284B 物理学系輪講室
- 講師
- 酒井 佑規 氏(University of Texas, Austin (USA))
- お問い合わせ先
- 連絡教員:物理学系 斎藤晋(内線2070)
量子物理学・ナノサイエンス第254回セミナー
概要
近年、新奇アモルファスカーボン相であるQカーボンが発見された[1]。このQカーボンは強磁性を示し、ダイヤモンドを超える硬度を持つことが報告されている、非常に興味深い物質である。さらに、Qカーボンにホウ素をドープすると、17%のホウ素ドープ時に36K程度の超伝導転移温度を示すことも報告されている。本研究ではQカーボンの様々な興味深い性質についての理解を目指している[2, 3]。この講演では、とくにアモルファスカーボンにおける磁性と超伝導についてその物理的起源を議論する。
- [1] J. Narayan and A. Bhaumik, J. Appl. Phys. 118, 215303 (2015)
- [2] Y. Sakai, J. R. Chelikowsky, and M. L. Cohen, Phys. Rev. B 97, 054501 (2018)
- [3] Y. Sakai, J. R. Chelikowsky, and M. L. Cohen, Phys. Rev. Mater. 2, 074403 (2018)
- 量子物理学・ナノサイエンス先端研究センター 主催
- 東京工業大学理学院・物理学系 共催