物理学系について
物理学とは、自然界のあらゆる現象を対象にして、根本原理の究明とそれに基づく新奇な現象の探求によって、その理解を深めていく学問です。このため物理学系では、物理学の基礎(力学、電磁気学、量子力学や熱・統計力学等)を系統的に学び、物理学の先端研究に必要な知識を学修します。さらに物理学を深く理解できるように学生が主体となって活動する実験・演習科目を多数用意しています。このような教育体制のもとで豊かな発想力や創造力が育まれ、第一線で最先端の研究を推進する優れた専門家であると同時に、応用力を兼ね備えて国際的視野を持ち、世界を舞台に時代の要請を的確に捉え対応できる人材が育つことを目指しています。
東京工業大学理学院物理学系は、30以上の研究室と70名近い教員から成り、学士課程と大学院課程における教育研究にあたっています。
物理学は、自然界に起きるさまざまな現象の中に法則性を見い出し、それを体系化していく学問です。
その対象は、素粒子、原子核という極微のスケールから始まり、多彩な構造や性質をもつ原子レベルの物理、さらに我々を取り巻く宇宙まで、あらゆるものを対象にしています。物理学系の研究室では、そのほとんどすべての領域をカバーし、世界をリードする最先端の研究が行われています。
詳しくは各研究室の紹介をご覧下さい。
物理学系では、物理学の教育を通じて、自ら柔軟に考える姿勢を持つ社会で広く活躍する人材を育成することを目指しています。1年目の基礎科目から学士特定課題研究まで、演習と実験を重視した「実践参加型の学習」を通して自ら考える姿勢が身に付くようカリキュラムを組んでいます。
系主任 関口 仁子