未来

教育者として導き、研究者として究める

新潟大学
工学部 助教

Pramudita Jonas Aditya さん

Pramudita Jonas Adityaさん

現在の仕事について教えてください。
大学で助教として教育と研究活動に従事しています。教育の面では、材料力学やバイオメカニクスの講義および学生実験を担当しています。研究の面では、材料力学とバイオメカニクスを中心とした研究を実施しており、研究室の学生らと一緒に実験や数値解析を行っています。さらに、学会や国際会議で研究成果を発表したり、高校生などの学外向けのオープンキャンパスや見学会を計画したりしています。忙しい毎日ですが、学生の成長を身近に見られることと自由な発想で研究できることにやりがいを感じます。
東工大での経験や学びは、いまの仕事にどう活きていますか?
学生時代に受けた講義の資料やノートを大切に保管しており、今でも読み直したりしています。学生時代の講義資料やノートはよくまとまっており、非常にわかりやすいので、講義資料の作成や研究に役立っています。大学院時代に外部研究機関との共同研究を数年間行っていた経験から、研究の進め方やコミュニケーションの取り方を学ぶことができ、現在の研究室を運営する上で参考になっています。特に、共同研究先の期待に応えることと学生の教育への配慮のバランスをとることが重要だと考えています。また、「一人で仕事するな」という指導教員の言葉は今でも覚えており、多くの方々の助けを借りながら研究を進めていくことを心がけています。
今後の目標を教えてください。
大学教員になってから4年が過ぎましたが、講義中に上手に説明できていないと感じたことがしばしばありました。これからも自分の専門をより深く勉強し、講義や指導のやり方を磨いていきたいと思っています。また、現在では自動車事故や家庭内事故における人体傷害の防止と軽減に関する工学的研究を推進しており、メーカーとの共同プロジェクトも積極的に行っています。将来的にはその研究の成果があらゆる製品の設計開発に知見を与えることができることを期待しています。より安全・安心な社会に少しでも貢献できたらと考えています。
最後に、東工大を目指す人に一言お願いします。
東工大は日本に限らず、世界でも有名な大学の一つです。恵まれた環境で多くのことを学び、最先端の研究に触れることができますので、ぜひ数年間という短い時間で多くのことを経験してください。学生時代は先生や先輩に相談しながらじっくりと勉強できる唯一の時間だと思います。また、学内外で多くの仲間を作り、東工大を離れた後でもその関係を大切にしてください。

ぷらむでぃた・じょなす・あでぃてぃや(インドネシア出身)

2004年
東京工業大学 工学部機械科学科3年次 編入学
2006年
東京工業大学 工学部機械科学科 卒業
2007年
東京工業大学 大学院情報理工学研究科情報環境学専攻 修士課程修了
2010年
東京工業大学 大学院情報理工学研究科情報環境学専攻 博士後期課程修了 博士(工学)取得
2010年
東京工業大学 大学院情報理工学研究科情報環境学専攻 特別研究員 着任
2011年
新潟大学 工学部機械システム工学科 助教 着任

※記事の内容は取材当時のものです

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