未来

世界の「買い物」を変えるソリューションを

アマゾンジャパン株式会社
ACES(Amazon Customer Excellence System)事業部
コントロールソフトウェアエンジニア

蓑島 勇太 さん

蓑島 勇太さん

現在の仕事について教えてください。
社内ウェブアプリケーションの開発や物流倉庫における機械装置ソフトウェアの開発を行っています。ACES事業部は主に、オペレーションプロセスの改善と次世代ネットワークの設計と開発を行う部署です。注文してくれるお客様がいる限り、我々のオペレーションが止まることは許されません。また、お客様の期待を超える体験には、我々の物流技術が止まることは許されません。この日々走り続けるスピード感において、ソフトウェアによる改善は強力です。というのもソフトウェアはモノというよりデータなので、変更した内容が素早く現場に反映されます。このように自分の仕事がすぐに結果として返ってくる緊張感と期待感にやりがいを感じています。
東工大での経験や学びは、いまの仕事にどう活きていますか?
学生時代、自分なりに試行錯誤を繰り返してきたことが今の仕事に役に立っています。試行錯誤はただ闇雲にやればいいわけではありません。例えば、理論研究の成果を実験を通して発表するとき、どうすれば研究の特徴を正確にかつ興味あるものとして伝えることができるかを念頭に様々な実験のパターンを考えます。それは仕事をする上でも同じです。弊社の企業理念のひとつは「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」です。学生時代の試行錯誤とその目的を考える習慣が、お客様を忘れず様々なチャレンジを行う弊社の企業理念とマッチしていると思います。
今後の目標を教えてください。
物流の立場からお客様の購買体験をより良いものにすることです。電子商取引における購買体験には、商品をお届けすることも含まれます。いろいろな商品を取りそろえること、注文からお届けまでの時間を短くすること、誰もが納得する梱包状態でお届けすることなどの改善努力はもちろん、膨大なデータに隠された情報を有効活用し、物流全体に関わる革新的なソリューションを提案し、お客様の購買体験をより良いものにしていき、ひいては世界中の購買に関する生活スタイルを変革させていきたいです。
最後に、東工大を目指す人に一言お願いします。
将来、何をしたいのかわからない人もいると思います。私もそうでした。東工大に集まる優秀な学生と切磋琢磨し過ごす日々は非常に刺激的です。そういった生活のなかで、自然とやりたいこともでてきます。東工大は、"やりたいこと"を"できること"に、"できること"を10年後、100年後の"歴史"にする、そんなあなたになれる場所です。今は迷うことも多いと思いますが、目の前のことをコツコツがんばってください!

みのしま・ゆうた(神奈川県出身)

2008年
東京工業大学 第5類 入学
2012年
東京工業大学 工学部制御システム工学科 卒業
2014年
東京工業大学 大学院情報理工学研究科情報環境学専攻 修士課程修了
2014年
アマゾンジャパン株式会社 入社

※記事の内容は取材当時のものです

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