- 日程
- 2016年8月11日(木・祝)
- 時間
- 10:00~16:00
- 場所
- 大岡山キャンパス
(東急大井町線・目黒線大岡山駅下車徒歩5分)
2014年まで物理学科主催の独立したイベントとして開催してきた「高校生のための公開講座」は、2015年より東工大のオープンキャンパスにおける物理学系の催しとしてリニューアルしました。
2016年8月11日(木・祝)の開催内容は以下の通りです。
(1)物理学系の研究室訪問
(2)物理学系の学生と語ろう
- 事前申し込み不要
- 時間:10:00~16:00
- 場所:本館1階H112講義室
訪問可能な研究室と公開内容
公開スケジュール
第1ラウンド |
10:00-10:40 |
第2ラウンド |
11:00-11:40 |
第3ラウンド |
12:00-12:40 |
第4ラウンド |
13:00-13:40 |
第5ラウンド |
14:00-14:40 |
第6ラウンド |
15:00-15:40 |
第1ラウンドと第4ラウンド
- 宗宮研究室(定員:20名)
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- 重力波検出器の開発
- 2016年2月、米国の重力波検出器LIGOが、史上初の重力波観測を発表しました。アインシュタインがその存在を予言してから百年、人類はついに重力波という手段を手にし、ブラックホールのような光で見えない天体ですら観測できるようになったのです。我々は日本で建設中の重力波検出器KAGRAの開発研究をしています。KAGRA本体は岐阜県の神岡にありますが、今回の研究室訪問では、東工大で行っているKAGRAのためのプロトタイプ実験をお見せします。
- 久世研究室(定員:15名)
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- 質量の起源ヒッグス粒子とニュートリノ振動
- 久世研究室は、スイスにあるCERN研究所の大型ハドロン衝突型加速器LHCを用いた素粒子実験ATLAS、フランスで行われている原子炉ニュートリノ実験Double Chooz、日本のニュートリノ実験将来計画Hyper Kamiokandeに参加し、日々研究を行っています。中でもATLAS実験は2012年にヒッグス粒子を発見し、2013年のノーベル物理学賞に結びつきました。今回の研究室公開では3つの実験を紹介し、簡単な宇宙線検出のデモンストレーションを行います。
- 井澤研究室(定員:10名)
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- 極低温・強磁場・高圧で見られる不思議な世界
- 極低温・強磁場・高圧の多重極限下で起こる量子現象について紹介し、一例である超伝導を取り上げ、その奇妙な現象を体感してもらいます。また、多重極限環境をつくるための装置の数々も、デモ実験を交えつつ紹介します。
- 吉野研究室(定員:6名)
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- ナノテクノロジーを支える技術 ~原子を見る。組み立てる。~
- ナノテクノロジーでは、新しい性質を持つ物質を設計し、人工的に原子1個1個を組み立てることが重要となります。本公開では、実際に原子を組みあげているところをお見せします。さらに、組み立てた原子たちを、0.00000000001mが見える特殊な顕微鏡で一緒に観察してみましょう。
第2ラウンドと第5ラウンド
- 素粒子、原子核、宇宙理論研究室(定員:50名)
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- 素粒子、原子核、宇宙
- 素粒子、原子核、宇宙、各分野の最前線とその面白さについてわかりやすく説明します。
- 大熊研究室(定員:25名)※第5ラウンドのみ
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- 超流動・超伝導の観察
- 液体ヘリウムの超流動現象、および超伝導のデモンストレーション実験を見ていただくとともに、皆さんに体験もしてもらいます。
第3ラウンドと第6ラウンド
- 藤澤研究室(定員:20名)
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- 電子1個を操るナノテクノロジー
- ナノテクノロジーによって微細加工された半導体では、電子1個1個を正確に制御したり観測することができます。そのようなナノの世界を垣間見ることができます。研究の概要、実験手法の説明のあと、実験室の見学を予定しています。
- 河合研究室(定員:10名)
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- 地上から衛星から宇宙の大爆発を観測する
- 日常感覚では想像できない巨大な爆発現象が宇宙では起きています。遠方の銀河で起きるガンマ線バーストの一部は、重力波の発生にも関係すると考えられています。まだ謎の多いこの現象を観測するため、私たちは地上の望遠鏡を使ったり、人工衛星(大は国際宇宙ステーション、小は学生の作る超小型衛星)に搭載する観測装置を開発しています。その現場の実験室を見学します。
- 柴田研究室(定員:10名)
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- 素粒子物理の最先端 ~反クォークの物理~
- 現在の我々の世界は物質が優勢の世界ですが、宇宙初期には物質と反物質がほぼ同じ量だけあったと考えられています。現在でも詳しく観測をすると、物質の中に反粒子である反クォークが存在していることが分かります。その測定方法を紹介した後、実際に素粒子実験に用いる測定器を動かして、目に見えない素粒子を検出している様子をお見せします。
- 陣内研究室(定員:10名)
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- 素粒子実験LHC/ATLASで宇宙の暗黒物質を解き明かせ
- 素粒子実験最前線の概略を紹介した後に、アトラス実験で実際に取られた素粒子事象データをインタラクティブに操作してもらい、オリジナルの画像を作ってもらいます。携帯待受画面My ATLASを作ってみましょう。
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