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東京工業大学は、毎年、独創性豊かな新進気鋭の本学の研究者を選び「東工大挑戦的研究賞」を授与しています。
第18回目となる2019年度は、10名が選考され、そのうち特別に優れていると評価された3名は「末松特別賞」にも選ばれました。
授賞式は9月5日※、大岡山キャンパス学長室で行いました。
※9月5日に欠席した受賞者に対し、9月10日、学長室で授賞式を行いました。
授賞式では、益一哉学長が受賞者に賞状を授与し、今後のさらなる活躍を期待すると激励しました。
次いで末松特別賞の受賞者3名が、採択された研究課題についてプレゼンテーションを行いました。
東工大挑戦的研究賞は、本学の若手教員の挑戦的研究の奨励を目的として、世界最先端の研究推進、未踏分野の開拓、萌芽的研究の革新的展開、または解決が困難とされている重要課題の追求等に果敢に挑戦している独創性豊かな新進気鋭の研究者を表彰するものです。
受賞者には支援研究費が贈呈されます。
受賞者 | 所属 主担当系または担当研究所 |
職名 | 研究課題名( * は末松特別賞受賞者) |
---|---|---|---|
小野寺有紹 | 理学院 数学系 |
准教授 | 自由境界問題の力学系的解析 |
藤岡宏之 | 理学院 物理学系 |
准教授 | η'中間子で探る真空の構造と質量の起源 |
安藤吉勇 | 理学院 化学系 |
助教 | 高次構造天然物の合成を指向した光照射を契機とする動的立体化学制御法の開発 |
山岸昌夫 | 工学院 情報通信系 |
助教 | 実代数的二層型最適化の提案と信号処理アルゴリズムへの応用 |
鈴木耕太 | 物質理工学院 応用化学系 |
助教 | 機械学習によるイオン導電特性予測を指針とした新規リチウム導電体探索 |
田中祐圭 | 物質理工学院 応用化学系 |
助教 | 先進医療に向けた金ナノ粒子合成制御ペプチドのデザインモデル構築 |
正木慶昭 | 生命理工学院 生命理工学系 |
助教 | * RNaseH 依存オフターゲット効果を抑制する化学修飾核酸の開発 |
片瀬貴義 | 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所 |
准教授 | * 低次元半導体の特異な電子構造を利用した熱・電子機能性材料の設計と実証 |
安井伸太郎 | 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所 |
助教 | 強誘電体を用いた超高速充放電可能なリチウムイオン薄膜電池の創成 |
吉田啓亮 | 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 |
助教 | * レドックスを基盤とした新規の光合成制御ネットワーク |
(敬称略)