幅広い基礎を身につけて専門分野へ、
研究者・技術者としての土台をつくる。
200番台、300番台の科目において、1年目に学んだ数学や情報関連科目を基礎として、2年目には情報通信分野全般に関わる重要な選択必修科目を履修します。 さらに、3年目においては、2年目までに履修したことを深化させるために、通信・ ネットワーク・セキュリティ分野、基盤数理分野、信号処理分野、集積回路・計算機分野、人間情報システム分野それぞれの選択科目を学ぶことができます。また、必修科目である プログラミング・実験科目では、実践を通じて座学で学んだことを理解します。さらに、 「学士特定課題研究」では自ら研究を遂行することにより、理解力と応用力を研鑽し、創造力と幅広い視野を身につけることができるように構成されています。
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1年目
- 科目コード:100番台
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学士課程へ入学後1年目は、専門分野にかかわらず全学共通の必修科目を中心とした基礎教育を学びます。理工系人材として必要な共通する基礎教育である「導入・基礎科目」(100番台科目)により基礎的能力を涵養します。この「導入・基礎科目」(100番台科目)とは、今後修得を目指す専門分野にかかわらず、東工大生として必要な知識とマインドを身につけることを目的に設置しています。
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2年目
3年目
- 科目コード:200番台~300番台
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「導入・基礎科目」の学修により所定の要件を満たした学生は、学士課程2年目以降の学院・系における専門教育として、それぞれの系が用意する「基盤科目」(200番台科目)及び「展開科目」(300番台科目)の学士課程カリキュラムに沿って科目を履修します。
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- 通信・ネットワーク・セキュリティ科目群
- 伝送技術や伝送速度・データ圧縮の限界などの情報通信の基礎や情報通信ネットワークの制御・構成を学ぶとともに、誤り訂正能力を有する符号やセキュリティ技術を用いて音声画像等のコンテンツを正確かつ安全に流通させる技術について学修します。
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- 基盤数理科目群
- 情報通信工学全般において重要となる確率・統計的手法やアルゴリズムの設計と解析に関する手法、計算機を用いた情報処理を効率的に行うための手法、最適化手法や数値計算技法について学修します。
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- 信号処理科目群
- 信号処理やシステム分析の基盤となるフーリエ-ラプラス解析、信号処理をディジタル計算で実現するための基礎理論や設計理論、信号処理問題を統一的視点で解決するための関数解析の考え方と逆問題への応用、最小二乗推定や最尤推定など統計的パラメータ推定の基本手法、複雑なデータから有用な情報を抽出する機械学習の基本手法を学修します。
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- 集積回路・計算機科目群
- 連続時間信号を取り扱う回路理論を基礎とし、論理回路の合成や計算機の設計手法を身につけ、応用上の制約を考慮した計算機や集積回路の設計について学修します。
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- 人間情報システム科目群
- 人間情報システムに関して、実際の人間の感覚情報処理の仕組みと、計算機を用いて言語情報や推論を取り扱うための理論や知的アルゴリズムについての両面から学修します。
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- 実験・プログラミング・研究プロジェクト科目群
- 講義で履修した理論や技術を、実験科目やプログラミング科目を通じて自らが実験を行ったり、プログラムを作成したりすることで、より深く内容を体感的に修得します。さらに、研究プロジェクト科目群では、修得した様々な理論や技術を有機的に活用しながら新しい理論や技術の創出に取り組み、講義で修得した理論や技術のより実践的な活用法を修得します。
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4年目
- 科目コード:200番台~300番台
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「展開科目」(300番台科目)の最終段階には、学士課程の総括として、従来の「学士論文研究」に相当する「学士特定課題研究」を設置し、研究を通じてこれまでに修得した能力を総合的に鍛えます。更に、「学士特定課題研究」を履修することにより芽生えた科学・技術に関する研究への動機づけを強化することを目的として「学士特定課題プロジェクト」を設置し、学生個々の興味・関心に応じて能動的に科学・技術に関連する活動を行う機会を提供します。
※ 学士課程を4年間で卒業する標準的なモデルを示しています。
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進学(入学試験)
学士課程から修士課程に進むには入学試験に、修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。
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大学院課程
修士課程・
博士後期課程
- 科目コード:400番台~600番台
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情報通信系からつながる大学院課程には、系の学問領域を深化した「情報通信コース」、複数の系と関連を持つ「エンジニアリングデザインコース」「ライフエンジニアリングコース」があります。
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- このコースが設置されている系
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- このコースが設置されている系
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- このコースが設置されている系
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