情報通信系 News
東工大デジタル創作同好会traP(トラップ、以下traP)のチームが、5月23日~25日に和歌山県田辺市において開催された「第14回情報危機管理コンテスト」においてベストテクニカル賞を受賞しました。また、工学院 情報通信系の大橋滉也さん(学士課程4年)と情報理工学院 数理・計算科学系の高山柊さん(学士課程3年)の2名が最優秀であった個人に与えられるJPCERT/CC※賞を獲得しました。
※ JPCERT/CCは、日本国内で発生するコンピューターインシデントの報告を受け付け、対応の支援や再発防止策を助言する一般社団法人 JPCERTコーディネーションセンター(Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center) の略称です。
本コンテストは毎年、和歌山県田辺市で開かれる「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」で行われ、情報セキュリティ人材の育成を目的として実施されています。出場資格は、2018年4月1日時点で学生であること、チーム全員が同じ学校に所属すること(もしくは過去の在籍者も可)、2名~4名で構成することです。
参加者は顧客企業のサーバー管理者として、コンテストの時間中に発生するインシデントに迅速かつ的確に対処することが求められます。具体的には、ウェブページやネットワーク、その他サービスの異変、外部からの苦情電話等に対し、適切な電話対応、サーバー設定の変更、インシデントの原因究明や対応を行い、それらの総合的な評価によって勝者が決定します。
本コンテストには、33チームが参加し、4月の1次予選と5月の2次予選を経て、決勝戦には5大学(東工大、関西大学、静岡大学、名古屋工業大学、早稲田大学)が出場しました。東工大からは、traP(顧問:情報理工学院 情報工学系 石田貴士 准教授)のチームが出場しました。traPは2018年の第13回情報機器管理コンテスト決勝戦にも出場し、1位の経済産業大臣賞を獲得しています。
チームメンバーは以下の4名です。
優勝した昨年に引き続き、今年も優勝を狙い参加しました。
メンバーの戦力・役割分担等は十分だったと思いますが、途中の問題で大きく躓いてしまいチームとしては思うような結果を残すことができませんでした。
しかし、チームメイトの高山君とともにJPCERT/CC賞をいただけたことは大変光栄です。躓いてしまった部分で、なかなか次に進めないながらも粘り強くルーターやサーバーの設定の調査や変更、ベンダー役との丁寧な対応をしたことが評価につながったのではないかと思います。
チームメンバーは変わるかもしれませんが、来年もコンテストには参加するつもりなのでリベンジを果たすべく1年間学業・サークル活動に励んでいきたいと思っています。
ゲーム制作を中心に、プログラミング、DTM(音楽制作)、2Dイラスト、3Dモデル、ドット絵、競技プログラミング、CTF(コンピュータセキュリティ技術を競う競技)など幅広く取り組んでいます。デジタルコンテンツのチーム制作や技術共有を目的として、2015年4月に設立した大学公認サークルです。また、ゲーム制作者交流イベントや中高生向けのプログラミング教室を主催するなど外部との交流も積極的に行っています。