地球惑星科学系 News

高温高圧力下における流体水素のプラズマ相転移を観察

木星の内部構造の再現に成功、常温超伝導にも一歩近づく

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2016.04.01

高圧を発生させるために向い合せにした一組のダイヤモンド。このダイヤモンドの間に試料を挟み、高圧下でレーザーを試料に照射することにより、実験室内で地球内部の温度圧力を発生させることができる。

高圧を発生させるために向い合せにした一組のダイヤモンド。このダイヤモンドの間に試料を挟み、高圧下でレーザーを試料に照射することにより、実験室内で地球内部の温度圧力を発生させることができる。

地球惑星科学系の太田健二講師らは、高密度の水素が分子流体から単原子流体へ相転移する現象(プラズマ相転移)を80~110万気圧の範囲で観察し、その相転移境界を明らかにしました。これは、木星などの内部で巨大な磁場を作り出している流体金属水素の解明や、室温超伝導が期待される固体金属水素への応用が期待される成果です。研究内容の詳しい紹介は、下記のリンクを参照してださい。

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