教育
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都市・環境学コースは、理工学分野から社会科学にわたる様々な学問領域をカバーする多彩な教授陣による、横断的・融合的な教育・研究体制が整っています。これにより都市・環境学コースの学生は、人と環境にやさしく、災害に強い、文化・風土とも調和したレジリエンス(自ら回復する力、しなやかさ)のある都市・環境を創生し、維持していくための幅広い知識や能力を養います。
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都市・環境に関わる問題は多岐にわたり、予測されていない新たな課題や社会的要請が日々発生し続けています。都市・環境学コースにおける、研究開発の展開に関する方法論を学ぶ講義やスタジオ形式のインタラクティブな講義では、次世代の都市・環境の構築を担う人材に期待される、潜在的ニーズの発見や未知の問題の解決を図る能力の支えとなる柔軟な発想力を醸成します。
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都市・環境の現状を的確に評価し、未来の都市・環境を構想するためには、都市の安全性、機能性、快適性、歴史性、環境調和性など様々な観点からの検討が必要です。都市・環境学コースには、充実した各種実験施設の他、スパコンによるシミュレーション技術、空間情報処理技術等の先端技術を活用できる研究教育環境が備わっており、都市・環境学コースの学生は都市・環境の諸現象を多面的に分析する技術を体得します。
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東工大では海外有力大学との交流協定が数多く結ばれている他、都市・環境学コースでも各教員によって多数の国際研究プロジェクトが展開されています。都市・環境学コースの学生には、こうしたプロジェクトへの参画や協定校への留学、海外からの留学生との交流を通じて、多様な文化・価値観を受け入れ積極的に交流できるコミュニケーション能力など、グローバル社会で求められる国際性を培う機会が与えられています。
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都市・環境の諸問題について、都市・環境学コースの教員は、国や地方自治体などの行政への支援や地域住民との協働など、研究成果を社会に展開・還元する機会を多く有しています。こうした活動に加わることで、研究が社会に貢献する現場に立ち会う都市・環境学コースの学生は、実践的な研究の重要性とその手法を学びます。