寺田 暁彦 准教授 が 2022年度日本火山学会論文賞 を受賞
2022年度日本火山学会各賞授賞式 写真右から3番目が寺田准教授
寺田 暁彦 准教授
2022年度日本火山学会論文賞 (受賞日:2022年5月13日)
- 受賞題目
- Akihiko Terada, Wataru Kanda, Yasuo Ogawa, Taishi Yamada, Mare Yamamoto, Takahiro Ohkura, Hiroshi Aoyama, Tomoki Tsutsui & Shin’ya Onizawa (2021) "The 2018 phreatic eruption at Mt. Motoshirane of Kusatsu-Shirane volcano, Japan: eruption and intrusion of hydrothermal fluid observed by a borehole tiltmeter network". Earth Planets Space, 73, 157, doi:10.1186/s40623-021-01475-4.
- 受賞理由
- 傾斜変動の解析を基本としながら、地震発生場との比較、噴煙映像に基づく熱放出過程の解析との比較など、地下・地表現象を対象とした多項目観測に基づき、2018 年本白根噴火の発生場をふまえた包括的モデルを提示した。傾斜データから地下で動いた熱水量を評価するとともに、気象レーダを使用して放出された熱水量の見積もりも行い、地下の熱水系の物質とエネルギー収支から現象を考察した新規性に富む論文である。以上のように、火山学に関する独創的で特に優れた本論文を発表した Terada et al.(2021)を 2022 年度日本火山学会論文賞授賞者に選定する。
※本研究成果は、本学のプレスリリースで2021年8月25日に本学ホームページに掲載されました。詳しくは東工大ニュースをご覧ください。
過去の受賞については以下のページをご覧ください。