数理・計算科学系 News
情報理工学院 数理・計算科学系 博士後期課程に所属の矢島 萌子さんが日本オペレーションズ・リサーチ学会 待ち行列研究部会 2017年度研究奨励賞を受賞しました。
受賞の対象となったのは、次の論文です。
対象論文:
マルコフ型集団到着過程と裾の軽いサービス分布を持つ無限サーバ待ち行列の安定性の十分条件
著者: 矢島 萌子,フンドック トゥアン (筑波大),増山 博之 (京大)
受賞した矢島 萌子さんから対象論文について簡単に紹介をしてもらいました。
「私が研究対象としている「待ち行列」とは,確率的な挙動をする混雑現象を解析するための数理モデルです.特に私は,無数に多くのサービス施設を持つシステムに客が集団で到着するようなモデルに興味を持っています.今回,研究奨励賞を受賞した研究では,このような待ち行列システムが長時間に渡って稼働するとき,システム内の客数が爆発的に増加しないための条件を導きました.」
受賞、おめでとうございます。