※「NEXT generation」は、社会の課題に対して次世代を担う若手研究者が取り組む最先端研究や、その未来社会へのインパクトを読者と共に考えていく東工大全学サイトの新たなシリーズです。
経営工学系 News
ケイティー・シーボーン 准教授 (経営工学コース 主担当)が東工大全学サイト 「NEXT generation※」に掲載されました。
列車の予約や友人への連絡など、私たちはいつもコンピュータを介してやりとりを行っている。この「人」と「コンピュータ」の双方向の関係、つまり「インタラクション」を理解し、改善することが「ヒューマン-コンピュータインタラクション」という研究の核となる。
「人と人」の関係を「人とコンピュータ」で再現するテクノロジーの設計や優れたユーザー体験の実装は、必ずしもうまくいかないことが多い。なぜなら、コンピュータに対する過度な期待、あるいは社会的な偏見、そして、何よりも「人」の考え方や行動に対する理解が不足しているからである。
工学院 経営工学系の准教授であり、東工大ACTT(アスピレーショナル・コンピューティング・ラボ)を率いるケイティー・シーボーンは、テクノロジーを進化させることが常に良いことだと無条件に受け入れるのではなく、時には立ち止まって見直すことも必要であると主張している。そして、より前向きで、インクルーシブで、社会的責任のある未来を描くことを目指している。シーボーンの研究からテクノロジーの未来について考えていく。
※「NEXT generation」は、社会の課題に対して次世代を担う若手研究者が取り組む最先端研究や、その未来社会へのインパクトを読者と共に考えていく東工大全学サイトの新たなシリーズです。