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人の体温環境でDNA信号を5,000倍以上に増やす人工細胞を構築

人間の思い通りに動く「分子システム」の実現に一歩前進

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2019.08.22

図1. DNAを増やす人工細胞のイメージ

図1. DNAを増やす人工細胞のイメージ

東北大学 大学院工学研究科 野村 M. 慎一郎准教授、同大学院生 佐藤佑介氏(研究当時、現:東京工業大学 情報理工学院 日本学術振興会特別研究員(SPD))らの研究グループは、東京工業大学 情報理工学院 情報工学系 小宮健助教らと共同で、体温と同等の温度(37 ℃)で人が設計したDNAを5,000倍以上に増やすことのできる人工細胞を構築しました。
今回構築した人工細胞は、外からの刺激や標的となるDNAに応じて、DNAを増やすことのできる「分子回路」が組み込まれています。そして、この分子回路は37 ℃で適切に動作するよう設計されており、体内と同等の温度環境でDNAを増やすことができます。将来的には、微量の標的分子を検出し、がんを診断・治療したり細胞の世話をしたりする人工細胞や分子ロボット開発のための要素技術としての発展が期待できます。
これらの研究成果は英国王立化学協会刊行の国際学術雑誌「Chemical Communications」にオンライン版で先行公開され、2019年8月11日(日)に発行された63号の裏表紙(The outside back cover、図1)に掲載されました。

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