教育
物質・情報卓越コースでは、専門知識や技術を学ぶために、関連する科目を科目群としてまとめて、達成度や習熟度に併せて体系的に学べるように構成しています。
物質・情報卓越コース博士課程では、持続可能な社会の構築のために産業の革新が求められている現代において、物質と情報を自在に操り「ものつくり」を社会のサービスにつなげて考えられる人材、すなわち情報科学を駆使することで、「ものつくり」をデバイスや生産プロセスにとどまらず社会で必要となるサービスにまで繋げて発想し、新たな産業やそれを支える新学問を創出できる「複素人材」の育成を目的としています。修士課程までに修得した各専門分野の知識と視座を基盤として、以下の能力を身につけるためのカリキュラムを編成しています。(1) 物質と情報の両分野にまたがる新しい方法や考え方を生み出す独創力、(2) 大量の情報から本質を抽出し、課題を設定する俯瞰力、(3) 原子・分子レベルから社会サービスまでスパイラル的に繋げる構想力と実現力、(4) 多様なメンバーの中でイニシアティブを発揮し、構想を世界に展開する国際リーダーシップ力などです。講究科目と博士論文研究を中心に課題設定力、課題解決力、研究遂行力を養成し、「物質・情報卓越プラクティススクール第一・第二」をはじめとする専門科目により、物質・情報に関する高度の専門知識を実践的に活用する力や国際リーダーシップ力などを涵養します。
※博士後期課程を3年間で修了する標準的なモデルを示しています。