建築学系 News
平成30年度「末松賞『ディジタル技術の基礎と展開』支援」(以下、「本支援」)採択者が学内外の審査員による審査を経て決定し、9月12日に授賞式を執り行いました。
本支援は、将来の基盤技術としてのディジタル技術に関心を持った若手研究者の育成と、コンピュータ、ロボティクス、ネットワーク技術等の活用に関する研究に幅広い支援を行うことを目的として、平成30年度に末松基金により創設されました。
本支援初となる採択者3名の支援決定通知書授与式が行われ、今回は本支援創設を記念して、特に顕著な業績を挙げた2名に対し特別賞も授与されました。
所属 | 職名 | 氏名 | 研究課題 |
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准教授 | 半導体量子コンピュータに向けた関連基盤技術の開発 | ||
情報理工学院 数理・計算科学系 | 研究員 | 坂野 遼平 | pub/subメッセージングにおける負荷分散性と低遅延性の並立 |
環境・社会理工学院 建築学系 | 助教 | 川島 範久 | コンピュータ・シミュレーションとセンサー・モニタリングおよびネットワーク技術を活用したパッシブ手法活用型の建物利用者に対する低コストな環境行動誘発システムの開発 |
所属 | 職名 | 教授 |
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情報理工学院 数理・計算科学系 | 特任教授 | 松岡 聡 |
科学技術創成研究院 量子コンピューティング研究ユニット | 教授 | 松岡 聡 |
末松安晴栄誉教授・元学長は、本学で行った光ファイバー通信の研究、特に動的単一モードレーザーの先駆的研究が、大容量長距離光ファイバー通信の発展に寄与し、社会に貢献したとして2014年日本国際賞、2015年度文化勲章を受賞(章)しています。
「若い人たちが様々な分野で未開拓の科学・技術システムの発展を予知して研究し、隠れた未来の姿を引き寄せて定着させる活動が、澎湃(ほうはい)として湧き出てほしい」との末松栄誉教授の思いから賞金の一部を寄附いただいたことを受け、その思いを継承し、研究活動を奨励するため、末松基金を設立することとしました。
また、本支援の設立にあたっては、末松基金設立当初より賛同いただいている本学同窓生、株式会社ぐるなびの滝久雄代表取締役会長からの更なるご寄附を受け、本支援を開始する運びとなりました。
このイベントは東工大基金によりサポートされています。