教育

建築学系(学士課程)学びの体系

幅広い基礎を身につけて専門分野へ、
研究者・技術者としての土台をつくる。

200番台・300番台の科目において、1年目に学んだ数学・物理・図学等の科学の基礎知識を基に、建築史、意匠、計画、構造、材料、環境など学術、技術、芸術を三位一体とする建築学の幅広い基礎を選択必修科目で学び、必修科目である「建築設計製図」においてそれらを統合し「もの」や「しくみ」をつくり上げる企画力、表現力を養うことができます。また、建築学実験を通して技術の理解を深めるとともに実践的な応用力を養うことができます。 さらに「学士特定課題研究」において自ら研究を遂行することにより、建築学の理解と応用力を深め、創造力を涵養できるように構成されています。

  1. 1年目

    科目コード:100番台

    学士課程へ入学後1年目は、専門分野にかかわらず全学共通の必修科目を中心とした基礎教育を学びます。理工系人材として必要な共通する基礎教育である「導入・基礎科目」(100番台科目)により基礎的能力を涵養します。この「導入・基礎科目」(100番台科目)とは、今後修得を目指す専門分野にかかわらず、本学の学生として必要な知識とマインドを身につけることを目的に設置しています。

  2. 2年目
    3年目

    科目コード:200番台~300番台

    「導入・基礎科目」の学修により所定の要件を満たした学生は、学士課程2年目以降の学院・系における専門教育として、それぞれの系が用意する「基盤科目」(200番台科目)及び「展開科目」(300番台科目)の学士課程カリキュラムに沿って科目を履修します。

    • 共通科目群
      建築のどの分野にも共通する基礎的な知識を、幅広く学びます。建築学教育の核となる「建築設計製図」では、修得した知識をバランスよく統合し、新たな提案を具体化する創造力と表現力を養います。また、「建築学実験」では、座学で学んださまざまな事柄を、五感を通して吸収します。
    • 建築史・建築意匠学科目群
      建築は、美しくなければなりません。永きにわたって、その地の象徴となり得るからです。「建築史」では、各地の風土や文化に育まれてきた建築の変遷を学び、根底に流れる普遍的な美を探ります。また、「建築意匠」では、現代社会にふさわしい新たな美を追究し、感性を磨きます。
    • 建築計画学・都市計画学科目群
      建築は、使いやすくなければなりません。さまざまな活動の舞台となるからです。「建築計画」や「都市計画」では、建築の使われ方を将来まで見据えて想像し、人間と空間、人間と都市との多様な関係性を計画するための思想や科学、技術を学びます。
    • 建築構造学・建築材料学科目群
      建築は、強くなければなりません。人間の命や財産をあずける器でもあるからです。「建築構造」では、地震や台風をはじめ、さまざまな力に対して安全、安心な空間を構築するための理論と技術を学びます。また、「建築材料」では、建築を構成する多様な材料の特性と合理的な活用法を学びます。
    • 建築環境工学・建築設備学科目群
      建築は、快適でなければなりません。快適性の追求は人間の根源の1つだからです。「建築環境」では、熱、空気、光、水、音など、周囲を取り巻く環境との文化的で持続可能な関わり方について、理解を深めます。また、「建築設備」では、環境の効率的な制御技術を学びます。
  3. 4年目

    科目コード:200番台~300番台

    「展開科目」(300番台科目)の最終段階には、学士課程の総括として、従前の「学士論文研究」に相当する「学士特定課題研究」を設置し、研究を通じてこれまでに修得した能力を総合的に鍛えます。更に、「学士特定課題研究」を履修することにより芽生えた科学・技術に関する研究への動機づけを強化することを目的として「学士特定課題プロジェクト」を設置し、学生個々の興味・関心に応じて能動的に科学・技術に関連する活動を行う機会を提供します。

     学士課程を4年間で卒業する標準的なモデルを示しています。

  4. 進学(入学試験)

    学士課程から修士課程に進むには入学試験に、修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。

  5. 大学院課程
    修士課程・
    博士後期課程

    科目コード:400番台~600番台

    建築学系からつながる大学院課程には、系の学問領域を深化した「建築学コース」、複数の系と関連を持つ「都市・環境学コース」「エンジニアリングデザインコース」があります。

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