教育

建築学コース(大学院課程)学びの体系

より広く、より深く。
世界で活躍する研究者への歩みを支えるカリキュラム。

建築学コースでは、専門知識や技術を学ぶために、関連する科目を科目群としてまとめて、達成度や習熟度に併せて体系的に学べるように構成しています。

    • 東京工業大学
    • 他大学・
      高専専攻科等
  1. 入学試験

     
    学士課程から修士課程に進むには入学試験に合格する必要があります。
  2. 修士課程
    ( 2年 )※1

    科目コード:400番台~500番台

    学士課程で学んだ建築学に関する基礎知識を基に、建築史・建築意匠学分野、建築計画分野、建築構造・材料学分野、建築環境・設備学分野に関して、最新の研究に基づく、より先端的な知識・技術を体系的に学ぶことができます。さらに講究科目および修士論文研究において自ら研究を遂行することにより、専門性を深めるとともに、創造力をより高めることができるように構成されています。

    • 共通科目群
      共通科目群は、研究室で各専門分野の設計・研究に取り組む講究科目、具体的なスタジオワークや実験研究を行う建築学特別実習・特別実験、および学内外での具体的な実務設計業務に従事するプラクティス科目よりなります。プラクティス科目の取得により、建築士国家資格の受験要件となる実務経験1~2年の資格が得られます。
    • 建築史・建築意匠学科目群
      建築史・建築意匠学科目群では、世界最先端の建築デザインの潮流やそのディティール、環境に配慮した設計手法および表現手法について学び、かつ実践します。欧米をはじめとする留学生との協働は国際コミュニケーション能力のみならず多様な文化的バックグラウンドの体験に繋がります。
    • 建築計画学科目群
      建築計画学科目群では、単体の建築・施設計画のみならず、キャンパスや地域計画、農村や都市の住まい方や避難計画に至るまで広範なデザイン手法について学びます。より数理的、論理的なアプローチが東工大建築系の特徴です。その一方で現地調査に基づく様々な分析手法も修得できます。
    • 建築構造学・建築材料学科目群
      建築構造学・建築材料学科目群は充実した教授陣による教育体制を有する分野。基礎・地盤、各種構造・材料から構造デザインに至るまで極め細かい教育カリキュラムが準備され、実務において不可欠となる基礎能力をじっくり身につけます。最新の空間構造、制振・免震技術の研究開発も本学において進められ、その成果が講義に反映されています。
    • 建築環境工学・建築設備学科目群
      建築環境工学・建築設備学科目群はサステナブルな社会を実現するための鍵となる分野。本科目群では建築空間の空気・熱・水・光・音・エネルギーのふるまいやそれらを制御する手法について学びます。建物にとって環境を制御する設備は人体の呼吸器や血管にあたる重要器官。現役の設備設計者による講義も用意されています。

    ※1修士課程を2年間で修了する標準的なモデルを示しています。

    1. 修了

    2. 進学審査
      修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。
    1. 他大学・社会人

    2. 入学試験
      他大学から博士後期課程に進むには入学試験に合格する必要があります。
  3. 博士後期課程
    ( 3年 )※2

    科目コード:600番台

    学士課程と修士課程で学んだ建築学に関する基礎知識と専門知識を基に、国内外の最新の研究に基づく、最先端の知識・技術を学ぶことができます。さらに、講究科目および博士論文研究において自ら最先端の研究を遂行するとともに他者の研究指導を行うことにより、専門性をより深め、高い創造力と国際的なリーダーシップ力を修得できるように構成されています。

    • 建築史・建築意匠学科目群
      建築史・建築意匠学科目群では、建築意匠論や建築史についてより深く専門的な研究を行います。一例として意匠論における「構成論」、「空間」や「文化」のような概念と建築との関係を考察する建築史的研究などが取り組まれています。
    • 建築計画学科目群
      建築計画学科目群では、建築・施設・地域計画についてより深く専門的な研究を行います。一例として建築計画における「デザインする行為」の分析や都市における災害時の群衆の挙動解析、地域コミュニティーに飛び込んでの調査研究も盛んです。
    • 建築構造学・建築材料学科目群
      建築構造学・建築材料学科目群では最新の構造技術、先端材料についてより深く専門的な研究を行います。実大構造要素を用いた静的・動的実験、種々の建築材料を用いた調査分析、それらの挙動をシミュレートする数値解析を経験しながら一流の研究者としての素養と洞察力を身につけます。
    • 建築環境工学・建築設備学科目群
      建築環境工学・建築設備学科目群では、建築環境・設備技術についてより深く専門的な研究を行います。一例として建築や都市のエネルギー消費分析、建築空間の光環境に関する研究、様々な施設における空気清浄度の研究など多様なアプローチからの研究が行われています。

    ※2博士後期課程を3年間で修了する標準的なモデルを示しています。

  4. 修了

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