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経営工学系のメンバーに市瀬龍太郎教授が加わりました

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2022.06.21

市瀬先生が2022年4月に経営工学系に着任されました。以前は、国立情報学研究所にご勤務なさっていました。現在、人工知能学会の副会長もしていらっしゃいます。新任に際しての抱負などをご紹介します。

市瀬龍太郎教授

市瀬龍太郎教授

まずはご専門を教えてください。

専門は、人工知能です。人工知能とは、人間の知能を代替する機械を工学的に作る学問になります。人間の知能には、いろいろな側面があるので、人工知能には、多様な技術、アプローチがあります。その中でも特に、新たな知識の発見や学習、および、得られた知識の活用ということに焦点を当てて研究を進めております。人間は、経験から新たな知識を学習し、それまでに遭遇したことがない状況に対しても、適切な意思決定を行うことができます。それと同様に、データから新たな知識を学習し、新たな状況に対して推論を行うことで、適切な意思決定ができる人工知能を研究しています。

東工大の学生はどうですか?

私も東工大の卒業生ですが、学生の頃は、夜遅くまで、実験などでキャンパスにいることが多かったです。感染対策のため、少し状況が違うのかもしれませんが、夜にも人の出入りが多くあり、私が学生の頃と、あまり変わっていない印象を受けました。

先生の研究室で研究に取り組む学生にどのようなことを期待していますか?

人工知能は、人間の知能が研究テーマになるので、まだまだ分からないことがたくさんあります。なんでもいいので、自分で面白い、不思議と思える何か見つけて欲しいですね。 そういった素朴な疑問を調べていくことが、新たな発見につながっていきます。

最後に今後の抱負を聞かせてください。

人工知能の技術は、経営に関する諸課題をはじめとして、様々な分野で活用できる技術です。技術の応用を通して、今ある社会問題を解決していくと共に、10年後、20年後を見据えて、人類が抱える基本的な問題を解決する基礎技術の開発にも取り組んでいきたいと思っています。

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