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清水玲奈さんが ICSR2020 国際会議で Best Paper Runner-up (準最優秀論文賞) を受賞

The 12th International Conference on Social Robotics

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2020.12.04

清水玲奈さんの研究の実験風景 (注: 写真の人物は清水玲奈さんではありません)

清水玲奈さんの研究の実験風景(注: 写真の人物は清水玲奈さんではありません)

経営工学コース修士課程の清水玲奈さん(現所属はアビームコンサルティング株式会社)の修士論文をもとに発表した論文が、12th Interanational Conference on Social Robotics 国際会議で Best Paper Runner-up Award (準最優秀論文賞)を受賞しました。

・著者
Reina Shimizu, Hiroyuki Umemuro
・論文タイトル
Social Sharing of Emotions with Robots and the Influence of a Robot’s Nonverbal Behavior on Human Emotions
(ロボットとの感情の共有とロボットの非言語動作が人間の感情に与える影響)
・会議
The 12th International Conference on Social Robotics, Golden, Colorado, U.S.A., Nov. 14-16, 2020.
・論文掲載誌
Lecture Notes on Artificial Intelligence 12483, pp. 308-319, Springer

人は良い感情経験や悪い感情経験をした時に、その経験について他の人に話すことによって、自分自身の感情が良い方向に変化することが社会心理学の分野で知られています。これは感情の社会的共有 (social sharing of emotions)と呼ばれます。
清水さんの研究は、同様の感情の社会的共有をロボットを相手にしたときにも、経験を話した人自身の感情に良い変化が見られることを実験により明らかにしました。将来ロボットやエージェントが人の話し相手になって人の感情経験を向上させる役割をはたす可能性を示唆するもので、子供から高齢者まで幅広い応用が考えられます。

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