塩浦昭義准教授が日本オペレーションズ・リサーチ学会60周年記念論文賞を受賞

経営工学系の塩浦昭義准教授が、日本オペレーションズ・リサーチ学会の英文論文誌 Journal of the Operations Research Society of Japan において発表した下記の論文が評価され、同学会の60周年記念論文賞を受賞しました。

著者

Akiyoshi Shioura

論文タイトル

L-convex Function Minimization Algorithms: Connection Between Discrete Convex Analysis and Other Fields of Research
（和訳：L 凸関数の最小化アルゴリズム：離散凸解析と諸分野との繋がり）

掲載誌

Journal of Operations Research Society of Japan, 60 (3) (2017), 216-243.

この論文は、L 凸関数とよばれる離散凸関数の最小化問題を解くアルゴリズムに関する解説論文です。既存のアルゴリズムについて理論的な結果を示すだけでなく、紹介したアルゴリズムが離散最適化、オークション理論、コンピュータビジョンなどの諸分野で現れていることを述べ、離散凸解析の世界が諸分野と密接に繋がっていることを示しています。

なお、日本オペレーションズ・リサーチ学会論文賞は、過去1年間に同学会論文誌に掲載された論文のうち、特に優れたものに贈られます。

• 日本オペレーションズ・リサーチ学会　論文賞