経営工学系 News

井上光太郎研究室のファイナンス研究の成果が米国で注目され、米国大使館で招待講義

井上光太郎研究室の研究成果が、Harvard大学のWebサイトでも注目論文として紹介

  • RSS

2018.01.12

米国大使館にて招待講義後に大使館幹部(左)と記念撮影する井上光太郎教授(左)と池田直史助教(右)

米国大使館にて招待講義後に大使館幹部(左)と記念撮影する井上光太郎教授(左)と池田直史助教(右)

井上光太郎研究室の井上光太郎教授、池田直史助教、大学院修了生の渡部翔の共著で、NBER(全米経済研究所) Working Paperに採択された論文"Enjoying the Quiet Life: Corporate Decision-Making by Entrenched Managers"が、Harvard大学(Law School)の研究紹介WebサイトであるHarvard Law School Forum、ならびに経済・経営学の有力サイトであるHarvard Business Reviewでそれぞれ注目論文としてピックアップされ、紹介されました。

本研究は、日本の上場企業の詳細な財務データを用い、株式市場からの監視や規律付けから逃れている企業は、将来の成長に必要な設備投資や研究開発活動を行わなくなり、平穏な日々(Quiet Life)に走ること、一方でそうした企業でも機関投資家や社外取締役の監視の導入により、設備投資や研究開発投資が増大する効果があることを示しました。

この研究は、低成長、低収益の続く日本企業への重要な示唆がある論文として、Harvard大学のサイトでも紹介されています。

日本の米国大使館も日本企業を考察する上で重要な研究として注目し、井上教授と池田助教が同大使館経済部に招待され、日本の企業改革と成長戦略を考える上での示唆について講義と討論を行いました。

なお、同論文は、すでにJournal of Japanese and the International Economicsへの掲載が決定しています。

  • RSS

ページのトップへ

CLOSE

※ 東工大の教育に関連するWebサイトの構成です。

CLOSE