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暗号理論分野におけるトップカンファレンスの一つであるAsiacrypt2024において、リュウ・フカン助教の2件の論文が採録され、そのうち准客員若手研究員のLi Yingxinさんとの共同研究による論文がBest Paper Awardを受賞することが決定しました。
この受賞論文では、ハッシュ関数の標準であるSHA-256の安全性解析を行い、31ラウンドのSHA-256に対する実際の衝突攻撃を初めて示しました。これによって、SHA-256の攻撃可能なラウンド数が約10年ぶりに更新されました。
Yingxin Li (East China Normal University, 東京科学大学准客員若手研究員), Fukang Liu (東京科学大学助教), Gaoli Wang(East China Normal University, Professor), Xiaoyang Dong (Tsinghua University, Researcher), Siwei Sun (University of Chinese Academy of Sciences, Professor)
The First Practical Collision for 31-Step SHA-256