尾形研究室の橋本啓太郎さん(D3)が 辻井重男セキュリティ論文賞 優秀賞を2年連続受賞
橋本啓太郎さん(工学院 情報通信系 尾形研究室)
橋本啓太郎さん(工学院 情報通信系 尾形研究室 D3)が、第7回辻井重男セキュリティ論文賞 優秀賞 を受賞しました。昨年度も同賞を受賞しており、2年連続となります。
辻井重男セキュリティ論文賞は、広く若手の研究者や実務家の情報セキュリティの技術とマネジメントに係わる論文を募り、新規性、有用性、信頼性を基準に評価し、優れた論文を表彰するものです。
橋本啓太郎さん(工学院 情報通信系 尾形研究室)
受賞論文
-
著者:
-
橋本 啓太郎、勝又 秀一(AIST)、 Eamonn W. Postlethwaite(Centrum Wiskunde & Informatica)、Thomas Prest(PQShield SAS)、Bas Westerbaan(Cloudflare)
-
論文題目:
-
"A Concrete Treatment of Efficient Continuous Group Key Agreement via Multi-Recipient PKEs"
受賞論文
-
著者:
-
橋本 啓太郎、勝又 秀一(AIST)、 Eamonn W. Postlethwaite(Centrum Wiskunde & Informatica)、Thomas Prest(PQShield SAS)、Bas Westerbaan(Cloudflare)
-
論文題目:
-
"A Concrete Treatment of Efficient Continuous Group Key Agreement via Multi-Recipient PKEs"
-
審査員による講評コメント ((一)日本セキュリティ・マネジメント学会ホームページより)
本論文は、安全なグループメッセージングを実現するための新たなグループ鍵共有方式を提案し、理論的な安全性評価と効率の評価に加え、詳細な実装実験を行い、提案方式の効率を評価している。耐量子PKEをベースに複数の最新技術を組み合わせることで、上記の安全性を満たし、参加者数の増加に対して依存しない暗号文サイズにより受信コストが抑制可能なプロトコルを提案している。1000人規模の実験を行い、実効率について確認されている点も評価できる。以上のことから、本論文は、辻井重男セキュリティ論文賞優秀賞にふさわしい。