情報通信系 News
山口研究室(工学院 情報通信系)と静岡大学電子工学研究所の共同研究グループが、4th International Workshop on Image Sensors and Imaging Systems(IWISS2018)でBest Outstanding Poster Awardを受賞しました。
IWISS2018は、2018年11月28日〜11月29日に東京で開催されたイメージセンサとその応用に関する国際ワークショップです。
受賞発表のタイトルは、「Lensless imaging by coded image sensors」です。
レンズレスカメラは撮影後の信号処理を積極利用したレンズを持たないカメラであり、カメラを薄型に構成できる利点を持ちます。
一方で、通常のカメラと同様に視野はイメージセンサの表側に制限され、センサの裏側は撮影することができません。
発表では、CMOSイメージセンサの画素の穴あけ加工を利用し、センサの表側と裏側を一度に撮影できる新しいレンズレスカメラのデザインを提案しました。
提案手法により狭い空間での見落としのない画像計測が可能となり、内視鏡や配管検査等への応用が期待されます。
Tomoya Nakamura, Keiichiro Kagawa, Shiho Torashima, and Masahiro Yamaguchi, “Lensless imaging by coded image sensors,” 4th International Workshop on Image Sensors and Imaging Systems (IWISS2018), 16 (Tokyo, 2018.11).