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修了生が2018年度情報処理学会コンピュータサイエンス領域奨励賞を受賞

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2018.10.22

2018年9月12日の情報処理学会WebDB Forum 2018での授賞式

2018年9月12日の情報処理学会WebDB Forum 2018での授賞式

2018年3月に情報工学コース修士課程を修了した宮崎研究室の渡佑也さん(現NTT研究所勤務)が、在学時の2017年12月に開催された情報処理学会データベースシステム研究会での研究発表に対して、2018年度情報処理学会コンピュータサイエンス領域奨励賞を受賞しました。

情報処理学会コンピュータサイエンス領域奨励賞は、情報処理学会のコンピュータサイエンス領域の研究会やシンポジウムにおいて、特に優秀な研究発表を行った29才以下の若手会員の中から選定委員会が審査し贈呈される名誉ある賞です。

「RDBとKVSを相互に活用した大規模多次元データに対する集約演算の効率化」と題された研究発表において、大規模な多次元データに対する集約演算(合計や平均、最大、最小値など)を効率化する手法を、関係データベース(RDB)と分散キーバリューストア(分散KVS)と呼ばれる異なる性質を持つ二つのデータストアの利点を相補的に利用して、無駄な計算を省きつつ効率良く集約演算を行う方法を提案しました。集約演算は様々なデータ分析、たとえばマーケティングやビッグデータ解析等においても重要な演算であり、その効率化を実現したことに対して高い評価を受けました。

今後はさらに発展させて、SNS等のグラフ構造の解析など、多種多様な大規模データを効率良くかつ容易に分析するためのシステムの研究を行っていく予定です。

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