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首藤一幸准教授が2020年度 電子情報通信学会「インターネットアーキテクチャ最優秀研究賞」を受賞

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2021.07.20

受賞の様子

受賞の様子

2021年6月21日、首藤一幸准教授(情報理工学院 数理・計算科学系)が電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会「2020年度 インターネットアーキテクチャ最優秀研究賞」を受賞しました。

受賞対象論文
タイトル: Saving attackのブロックチェーンコンセンサスに対する影響
著者: 大月 魁(東工大)・中村 龍矢(LayerX)・首藤 一幸(東工大)
掲載誌情報: 電子情報通信学会 技術研究報告, Vol.120, No.381, IA2020-37, pp.15-22


この研究は、テクノロジーを活用して経済活動のデジタル化を推進する株式会社LayerXとの共同研究の成果であり、首藤研究室が開発したブロックチェーン・シミュレータ「SimBlock」を用いてブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムに対するサイバー攻撃への影響を明らかにしました。この成果はブロックチェーンを用いたインターネット・サービスのセキュリティ向上への貢献が期待されます。ブロックチェーンを用いたサービスは今後ますます普及していくことが予想されており、首藤准教授らの研究は学術だけではなく、産業・金融等への貢献も期待できることが高く評価されました。

首藤先生からのコメント
ブロックチェーンは、「価値」のインターネットや、DAO(自律分散組織)という可能性を示しました。ソフトウェア技術者やスタートアップが日々新しいアイディアと実装を世に問うているその領域で、学術らしい強固な貢献ができたと自負しています。

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