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修士学生が2018年度情報処理学会コンピュータサイエンス領域奨励賞を受賞

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2018.10.25

2017年8月のハイパフォーマンスコンピューティング研究会での発表

2017年8月のハイパフォーマンスコンピューティング研究会での発表

数理・計算科学コース遠藤研究室の伊藤祐貴さんが、2017年7月に行われた情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング研究会での研究発表に対して、2018年度情報処理学会コンピュータサイエンス領域奨励賞を受賞しました。

情報処理学会コンピュータサイエンス領域奨励賞は、情報処理学会のコンピュータサイエンス領域の研究会やシンポジウムにおいて、特に優秀な研究発表を行った若手会員から研究会あたり1~2名が選定され贈呈される賞です。

受賞対象の研究発表「ooc_cuDNN: GPU計算機のメモリ階層を利用した大規模深層学習ライブラリの開発」では、GPUを用いた深層学習において、ニューラルネットワークのサイズがGPUメモリサイズを超える場合にも対応するライブラリについて発表しました。これにより必要メモリサイズがGPUメモリの4倍となるようなニューラルネットワークを小さい速度オーバヘッドで計算することに成功しました。これは人工知能の研究において必要性が高まる大規模データを扱う深層学習へつながる成果として、高く評価されました。

この研究で得られた知見をさらに発展させ、現在は大規模ニューラルネットワーク全体にまたがったデータの配置・再計算・転送スケジューリングの最適化の研究を進めています。

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