経営工学系 News
中田研究室のメンバーを中心に構成された東工大チームが、2022年8月から開催されてきた経営科学系研究部会連合協議会主催「令和4年度データ解析コンペティション」の成果報告会(3月20日(月)於:中央大学後楽園キャンパス)にて最優秀賞と優秀賞を受賞しました。
「データ解析コンペティション」は、平成6年より「共通の実データを元に、参加者が分析を競う」ことを目的に、POSデータのような取引データや、生活者の意識を調査したアンケートデータなどを提供し、これまで30年近くにわたり開催されてきました。
令和4年度は、楽天グループ株式会社から提供された、顧客情報は個人がわからないように、商品もカテゴリ単位、価格は概算金額に加工された「ECサイトの販売履歴データ」を解析しました。
この度は、歴史あるコンペティションで最優秀賞を受賞することができ、大変光栄に思います。
このコンペティションでは、楽天の購買データを分析し、ビジネス価値と学術的新規性を創出するため、課題の洗い出しからそれを解決するような適切なモデルの探索まで、チーム一同半年近く多くの時間を費やしてきました。
今回のコンペティションで得られた成果を、楽天をはじめとする企業のマーケティング戦略に大きな影響を与えることができれば幸いです。このコンペティションを通じて、私たちはデータ分析の重要性を改めて認識し、今後もデータドリブンなアプローチを追求していきたいと思います。再度、受賞の栄誉に浸りつつ、このような素晴らしい機会を与えてくださった主催者の皆様やコンペティションを共にした中田研究室の方々に感謝申し上げます。
受賞に至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。私たちは半年間もの長い期間楽天の購買データを分析し、解決策を模索するために試行錯誤を繰り返しました。
その間、私たちは膨大なデータの調査や前処理、モデルの構築、検証など、さまざまな困難に直面しました。
しかし、私たちはチームで協力し、情報共有を行いながら、一歩ずつ前進しました。
そして、私たちの熱意と努力が実を結び、ついに優秀賞を受賞することができました。
私たちは、今後も引き続き学術的新規性を追求し、実務に役立つ解決策を提供するために、更なる研究を進めていくつもりです。最後に、このコンペティションを主催された方々、そして共に研究に取り組んだチームメンバーに深く感謝を申し上げたいと思います。