社会・人間科学系 News
東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院の栗山直子助教(社会・人間科学コース 主担当)と、超スマート社会卓越教育院で特任教授を務める西原明法名誉教授が、12月9日放送予定のNHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」に出演します。
「又吉直樹のヘウレーカ!」は、私たちの暮らしに潜むフシギを見つけ出しひも解く教養バラエティ番組です。
今回は、クリスマスパーティーの準備がうまく進まない又吉さんのもとに、「プログラミング的思考」を使えば準備が捗るはずと、プログラミング教育の研究に取り組む栗山助教と西原名誉教授が訪れます。果たしてパーティーは無事開かれるのでしょうか。
番組では、今回のテーマ「プログラミング」に関連した東工大生の活動として、中高生を対象にプログラミング教室を開催しているデジタル創作同好会traPも紹介されます。
10年ほど前、娘と参加したワークショップで、MIT(マサチューセッツ工科大学、アメリカ)メディアラボが作った「スクラッチ」という子供用のビジュアルプログラミングを知りました。子供の思考が可視化され、動かして確かめ、目標に近づくように試行錯誤しながら修正していく様子を見て、プログラミングが論理的な思考力を身につけるために役立つのではないかと思い、近隣の小学校と共同でプログラミング教育の研究を始めました。
今回ヘウレーカでは、プログラミング的な考え方である「プログラミング的思考」について私なりに解釈してクリスマスの準備をするということになぞってお話をさせていただきました。共同研究者の西原明法先生にはプログラミングについて詳しいお話を、また、中高生向けのプログラミング教室を行っている東工大デジタル創作同好会traPの皆さんにもご出演いただきました。
教育工学研究の一環として、8年ほど前からリベラルアーツ研究教育院の栗山直子先生のもと、近隣の小学校でプログラミング教育を行っています。プログラミングで育む思考力の検証に関する科研費(科学研究費助成事業)の研究分担者でもあります。
今年から小学校でプログラミングが必修となりましたので、タイムリーな番組だと思います。
ホストの又吉直樹さんが収録会場の図書室の本をほとんど読んでいたことに改めて驚かされました。是非ご覧下さい。
このイベントは東工大基金によりサポートされています。