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利根川吉廣教授が2025年度日本数学会賞秋季賞を受賞

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2025.10.08

利根川教授(右)と本学OBで日本数学会理事長の石毛和弘教授

利根川教授(右)と本学OBで日本数学会理事長の石毛和弘教授

東京科学大学 理学院 数学系の利根川吉廣教授が一般社団法人日本数学会の2025年度日本数学会賞秋季賞を受賞しました。

受賞対象となった業績は以下の通りです。

業績題目

多結晶体における平均曲率流の存在と正則性の研究
(英訳:Study of existence and regularity for mean curvature flow on polycrystalline materials)

日本数学会賞秋季賞は、日本数学会会員で優れた研究を行った数学者またはグループに年齢の制限なく毎年贈られる数学の学術賞であり、日本数学会において最も権威を持つ賞の一つです。
過去に、東京科学大学(当時東京工業大学)の教員は、2011年秋に二木昭人教授(受賞当時。現在は名誉教授)、2016年秋に森田茂之名誉教授(受賞当時)、2020年秋に梅原雅顕・山田光太郎両教授が受賞しています。

授賞式は9月17日にすでに執り行われましたが、今回の業績の紹介は、雑誌「数学」で行われます。

利根川吉廣教授のコメント

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この度は栄誉ある秋季賞をいただくことになり,今までの受賞者の方々の業績を考えると身が縮む思いです。今回の受賞対象になった平均曲率流は1970年代頃から数学分野で研究され始めた比較的新しい対象で、まだ基礎的な事柄でも分かっていないことが数多くあります。様々な研究手法があり得るのですが、私の場合は幾何学的測度論を用いて研究しているところが特徴的です。



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