教育
数学コースでは、より進んだ数学的理論を興味に応じて学ぶことができるよう、幅広い内容の講義科目を用意しています。通常の講義とは別に、集中講義(数学特別講義)も用意され、現在活発に研究されているトピックを学ぶことができます。「数学講究」および「数学特別研究」では、指導教員の指導の下、修士論文を執筆するために必要な専門的内容をセミナー形式で学修し、研究活動への第一歩とします。
主体的に数学の理論を学ぶことにより論理的思考力・批判的観察力を養い、そして数学におけるさまざまな問題を考えることにより分析力・問題解決力を培います。具体的には、学士課程で学んだ現代数学に関する基礎知識をもとに、より先端的な数学を学ぶことができます。講義科目は、大きく分けて代数・幾何・解析の各特論と数学特別講義からなっており、前者では各分野でおおむね必須と考えられる内容を学修し、後者では現在盛んに研究されている最先端の内容を解説します。 「数学講究」および「数学特別研究」においては、高度なテキストや学術論文を読んで専門的な内容を修得し、それらを元に具体的な課題に取り組みます。これにより数学の研究の進め方を身につけることができるとともに、学術論文の書き方の作法を修得できます。
※1修士課程を2年間で修了する標準的なモデルを示しています。
修士課程で学んだ先端的な数学に関する理解や、修士論文研究で得られた研究成果と研究課題をもとに、各自の専門分野の理解をさらに深めるとともに、専門誌に投稿ができる内容を持った学術論文を執筆することを目標に、本格的な研究を行います。これらの研究の際には「数学講究」および「数学特別研究」において指導教員と議論を行い、研究課題および研究進行状況を報告し、数学的な内容および研究の進め方、さらには学術論文の執筆方法について助言を得ます。また「数学最先端特別講義」において、必ずしも自分の興味とは一致しないが現在注目を集めている話題に関する情報や理解を得て、視野を広げていくことができるカリキュラムを設定します。
※2博士後期課程を3年間で修了する標準的なモデルを示しています。