数学系について
数学は、数千年にわたり自然及び社会に関する諸科学の基礎を形成してきた学問です。数学系では、こうした長い蓄積と学問的背景を持つ数学の素養を修得し、高い数学的能力を持ち、社会の各分野で活躍できる人材を養成することを目的としています。カリキュラムでは、数学の各分野から基礎的な内容を精選し、学生が主体的に学べる演習形式を積極的に取り入れたきめ細かい指導体制のもと、現代数学の基本的な知識、及び数学的なものの考え方を確実に身に付けられるよう構成されています。さらに、専門書を深く読み解く少人数のセミナーでは、数学の高度な専門分野に触れることが可能です。
数学は数・図形・関数などを対象として、各時代を代表する多くの数学者の深い洞察によって、数千年にわたり築かれてきた学問です。数学はそれ自身の発展を遂げると同時に、自然および社会に関する諸科学の基礎を形成してきました。数学は魔法ではありませんが、現代数学はまさに不思議なワンダーランドです。
学士課程では現代数学の基礎を学び、4年目の学士特定課題研究で代数系・幾何系・解析系の中から1つテーマを選びセミナーを行います。大学院では高度に発展している現代数学を学び、各自研究テーマを選び研究を行います。そこでは最先端の研究に参加することができ、将来の研究者を育てる土壌が整っています。
系主任 遠藤 久顕