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東工大 複素解析セミナー: 須川 敏幸 氏

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日程
2024年11月11日(月)
時間
10:30~12:00
場所
東京科学大学(旧 東京工業大学)大岡山キャンパス 本館2階H213セミナー室
講師
須川 敏幸 氏(東北大学)
講演タイトル
Quasiconformal distortion of hyperbolic distances
講演要旨
 双曲計量と擬等角写像の間には一見すると強い関係がなさそうに思われるが, 実は密接に関係している.その端的な例がWolpertの定理で,リーマン面の閉測地線の 双曲的長さはK擬等角写像によって高々K倍しか変化しないことが知られている. (正確には閉測地線の像とホモトピックな閉測地線の双曲的長さを考える必要がある.)
本講演では,まず双曲距離の擬等角写像による変化を観察し,(既知の)最良評価を与える.
 次に,Basmajianによって最初に考察され,後に志賀氏によって一部改良された, 2つの閉測地線間の双曲距離の擬等角写像による変化を考察し,最良評価を与える.
それら2つの最良評価が実は全く同じ形をしていることが今回わかった興味深い事実である.

更新日:2024.11.05

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