イベントカレンダー
- 日程
- 2023年7月3日(月）
- 時間
- 16:15～17:15
- 場所
- 本館2階 H201セミナー室
- 講師
- 星野 壮登 氏（大阪大学）
- お問い合わせ先
- 東京工業大学理学院数学事務室
jimu[at]math.titech.ac.jp （[at]は半角@に置き換えてください。）
- 講演タイトル
- 正則性構造理論とパラ制御解析の関係について
- Abstract
- 1980 年代頃から，繰り込みと呼ばれる特別な操作が必要な確率偏微分方程式が研究され 始め，量子力学や統計力学などの立場からも注目を集めている．特に近年は，Hairer の正則 性構造理論 (2014) や，Gubinelli, Imkeller, Perkowski のパラ制御解析 (2015) など，多くの 確率偏微分方程式に適用可能な一般的な手法が登場し，関連する研究も爆発的に進んでいる． 正則性構造理論とパラ制御解析の特徴として，前者は Taylor 展開を一般化したような関数の 微視的な構造に注目しているのに対し，後者は Bony のパラプロダクトなど，関数の Fourier 変換の挙動に基づく手法を用いていることが挙げられる．本講演では，2 つの手法の違いやそ れぞれの長所について論じるともに，それらがある意味で同値であることを示した，Isma¨el Bailleul 氏 (レンヌ第一大学) との共同研究について説明する．
更新日：2023.06.20
