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「ハイブリッド開催」大岡山談話会:中村 聡 氏

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日程
2022年10月5日(水)
時間
16:15~17:15
場所
本館H201セミナー室で対面、Zoomによるハイブリッド開催
Zoom URLは講演開始までに http://www.math.titech.ac.jp/page_04.html にてお知らせします。
講師
中村 聡 氏(東京工業大学)
お問い合わせ先
東京工業大学理学院数学事務室 
jimu[at]math.titech.ac.jp  ([at]は半角@に置き換えてください。)
講演タイトル
二木不変量がゼロでない複素多様体上の標準的ケーラー計量について
Abstract
 正曲率複素多様体(ファノ多様体)がいつケーラーアインシュタイン計量を許容するかという問題が中心的問題としてあった.2015年,Chen-Donaldson-SunやTianは代数幾何学的条件であるK-安定性との同値性を証明した.非線形偏微分方程式の可解性が代数的に特徴づけられて興味深い.一方,二木不変量がゼロでないファノ多様体はK-安定でない.その様な多様体に対し,ケーラーアインシュタイン計量の代替物として,ケーラーリッチソリトンや満渕ソリトンやextremal計量が知られている.本講演ではこの計量たちを統一的に扱える枠組みとしてMultiplier Hermitian-Einstein計量と\sigma-extremal計量を導入し,それらの存在問題について紹介する.
 本研究は熊本大学の中川泰宏氏との共同研究に基づく.

更新日:2022.09.20

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