東工大・JR東日本が産業標準化功労者表彰を受賞

国立大学法人東京工業大学（東工大）と東日本旅客鉄道株式会社（JR東日本）が連名で、経済産業省が主催する令和元年度産業標準化事業表彰・産業技術環境局長表彰（産業標準化功労者表彰・組織）を受賞しました。

東工大は、2007年に産業界の第一人者を講師とした大学院講義を開設以来、現在まで多数の標準化人材を輩出してきました。JR東日本は、欧州主導の鉄道国際標準化に参画して実績を上げるなかで、人材の育成の重要性に強い意識を持っており、東京工業大学における標準化教育の経験と実績を活用すべく、2011年から5年間にわたり寄附講座を開設し、専門家を派遣することで国際標準化研究に大きな功績を挙げました。その後も国際標準化に関する寄附講義を継続するなど、両者が密接に協力した長年の標準化教育への取り組みは、産学連携による標準化教育の先駆的かつ模範的な取り組みとして評価され、今回の受賞に至りました。

東工大の技術経営専門職学位課程及びその前身の大学院イノベーションマネジメント研究科技術経営専攻は、2007年度から2015年度まで開講した講義「イノベーションと標準化」（担当教員：田辺孝二名誉教授）、2016年度から開講した講義「知的財産・標準化マネジメント」（担当教員：橋本正洋教授）を通じて、今回の受賞に貢献しました。

• 令和元年度産業標準化事業表彰の受賞（経済産業省ウェブサイト）