リベラルアーツ研究教育院 News

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~「教養卒論」優秀賞受賞者による発表会を開催~

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2023.07.20

表紙

2022年度「教養卒論」(2022年度第3・4クォーター開講)の優秀賞受賞者による発表会が2023年6月19日に開催されました。優秀賞は、教養卒論の履修クラス(21クラス、各60名程度)の中から、特に優れた論文を執筆した学生1~2名に対して授与されるものです。

この日は優秀賞受賞者35人のうち有志15名が、自ら執筆した論文についてのプレゼンテーションに臨みました。今回の発表会はオンラインでも配信され、学生たちは会場・オンライン参加を合わせて約150名の参加者を前に発表しました。

■教養卒論とは

学士課程3年次の秋に履修する必修2単位の文系教養科目で、すべての東工大生が受講します。学生はその授業の中で、入学後3年間、あるいは編入1~2年後のリベラルアーツ教育の集大成として、5,000字から10,000字の論文執筆に取り組みます。

学士課程教養教育の集大成―「教養卒論」


ChatGPTでは作れない。オリジナリティあふれる珠玉の論文

会場風景1

2022年度に「教養卒論」に取り組んだ3年生は、コロナ禍によって東工大入学後からほぼ2年半にわたり、オンライン授業の受講を余儀なくされた学生たちです。3年生の第3クォーターで受講した「教養卒論」で同級生たちと初めて対面することになり、ようやく大学で授業を受けるという日常的な環境が整った中で、互いに論文のレビューを重ねるなど切磋琢磨しながら論文作成に取り組んできました。

学生たちは自身が執筆した論文について、テーマ設定の理由や調査方法、考察や分析のプロセス、その結論などを約5分間のプレゼンテーションにまとめて紹介。その後、質疑応答にも応じながら、論文に関する追加情報や執筆秘話などを披露しました。


考えながら知的な楽しさ、知的な喜びの「裾野」を広げる

会場風景2

発表会の冒頭、リベラルアーツ研究教育院長の山崎太郎教授がスピーチで指摘したとおり、今回の論文は、文学、ゲーム、文化論、建築、産業とエネルギー、コミュニケーションなど、実に多彩な分野を題材に執筆されていました。そして発表者が独自の問いを設定しながら調査を重ね、自ら導きだした論理について、それぞれ展開しました。


発表会

最後に益一哉学長および、井村順一理事・副学長からは、論文執筆におけるテーマ設定と結論を導き出すまでの考え方のプロセスが重要であるという講評をいただき、盛況の中で発表会を終了しました。


表彰写真


受賞論文を読むには

優秀賞受賞者の論文を収録した優秀論文集は、リベラルアーツ図書室(西9号館1階)で閲覧いただくことが可能です。(執筆者が掲載許可した論文のみ収録)

リベラルアーツ図書室 (大岡山キャンパス 西9号館E棟1階114号室)

開室日:月、金曜日10時30分~17時 火、水、木曜日10時〜17時 祝日・年末年始は閉室
開室日時は今後変わる予定がありますので、図書室ウェブサイトをご確認ください。


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