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「アダプティブコンピューティング研究推進体-ACRi」を設立

日本初、産学連携でFPGA検証環境と学習機会を無償で提供

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2020.04.07

国立大学法人東京工業大学、国立大学法人筑波大学、アヴネット株式会社、ザイリンクス株式会社、株式会社SUSUBOX、特殊電子回路株式会社、株式会社フィックスターズ、およびわさらぼ合同会社は、2020年4月1日、アダプティブコンピューティング研究推進体-ACRi を設立いたしました。ACRiは日本で初めて産学連携でのFPGA検証環境と学習機会を無償で提供いたします。ACRiは15団体(2大学、13社)の協賛により活動を開始致します。

<設立の背景> 高度な人工知能 (AI) やIoT (Internet of Things) を実現するためのコンピューティングシステム環境において、かつてない高いコンピューティング能力が必要とされています。これを達成するために再構成可能デバイスが注目されており、それらを用いることで大幅に性能向上させるアクセラレータの研究開発が活発化しています。
一方産業界では、自動運転やエッジAI、5Gに代表される最先端アプリケーションでのFPGA活用を検討する場面が増えてきています。ただし、FPGAでの開発は広く浸透しておらず、開発環境と検証環境もまた多くの方には知られておりません。FPGAを使用して主要なアプリケーションを高速化し、FPGAの活用を広く共有すると、多くの業界の課題を解決することが可能になると思われます。

<ACRiの目的> ACRiは高性能なアダプティブコンピューティング・システムの開発およびその設計を効率化するためのFPGAおよび再構成可能デバイスの活用基盤の開発と普及・拡大を目指して、次の研究テーマに取り組みます。また、研究成果の実社会への実装を目指して、開発したシステムを含むFPGA関連技術の普及のための情報提供や技術者がお互いに学びあえる仕組みづくりに取り組んでいきます。

<主な研究テーマ> AI等の処理を高速化するFPGAアクセラレータの開発、IoTのためのFPGAアクセラレータおよびFPGAシステムの開発、設計を効率化するためのFPGA活用基盤の開発

<主な活動内容> FPGA検証環境の無償提供(2020年夏頃に公開予定)、ブログやワークショップ/セミナー開催等による最新技術を学べる環境の提供、オープンコミュニティによるエンジニア間の交流の場の提供

ACRiの発起人である国立大学法人東京工業大学 情報理工学院 情報工学系 吉瀬 謙二 准教授は、「FPGAはとても魅力的なデバイスですが、十分に普及していない現状があります。このような状況はFPGAの研究者、開発者、利用者、そして関連企業にとって好ましいとは言えません。FPGAをもっと使ってほしい、楽しんでほしい、その魅力に触れてほしい、FPGAを活用してほしい、そしてFPGAの利活用により多くの人々の健康や幸せにつながってほしいと思います。」、と述べています。

ACRiは、技術者や学生がお互いに学びあいながらFPGAを身近な道具として活用し、アダプティブコンピューティングによるイノベーションにあふれた世界を目指してまいります。

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