未来

信頼にこたえる高品質なネットワークを

東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
ビジネス開発本部

鍛冶 さき子 さん

鍛冶 さき子さん

現在の仕事について教えてください。
私は通信会社に勤務しており、東日本エリアの通信ネットワークの開発に携わっています。電話やインターネットは、今や私達の生活になくてはならない存在であり、何千万ものお客様が当社のネットワークを利用されています。現在の部署では、新しいサービスやシステムの検討・開発を行っていて、世の中ではどんなサービスが求められているのかを日々考えながら、お客様に近い目線で仕事をしています。一つのサービスを完成させるまでには多くの課題を解決しなければならず、リリースまで年単位の時間がかかることもありますが、たくさんのお客様に使っていただくことを目標に頑張っています。
東工大での経験や学びは、いまの仕事にどう活きていますか?
私は、以前から情報通信に興味があり、最先端の知識を学ぼうと、東工大へ入学しました。大学院を含めた6年間で、希望通り、通信技術の基礎理論から実践的な演習まで、体系的に学習することができました。今振り返ると、技術的な知識はもちろんですが、それ以外にも、論理的思考力やコミュニケーション力が、仕事にとても役立っていると実感しています。プロジェクトには多くの部署が関わっていて、考え方や意見も様々です。議論し、お互いの考えている内容を理解することで、連携が深まり、より良い進め方を導くことができます。東工大での研究やゼミを通して、仕事を進めるうえで必要な力を身につけることができました。
今後の目標を教えてください。
仕事を通して通信ネットワークに関する知識・技術力をさらに高め、お客様にとって魅力あるサービスを生み出すことが目標です。通信業界は近年競争が激しく、各社が次から次へと新たなサービスを展開していますが、圧倒的な通信インフラや、長年の実績によるお客様からの信頼感は、他社に負けない強みだと思っています。その強みを生かして、例えば、子供から高齢者までそれぞれの世代のニーズにあったサービスや、災害時でも通信品質を落とさない安心安全なサービスを作り出したいです。
最後に、東工大を目指す人に一言お願いします。
東工大では、日常的に海外からの留学生と議論を交わしたり、著名な講師のお話を聞ける機会がたくさんあります。これまであまり接点のなかった人と交流をもつことで、様々な考え方を吸収することができ、自分の視野が広がるはずです。大学生活を通じて、将来の「なりたい自分」に向かって、自分を磨いていってほしいと思います。

かじ・さきこ(東京都出身)

2003年
東京工業大学 第5類 入学
2007年
東京工業大学 工学部情報工学科 卒業
2009年
東京工業大学 大学院情報理工学研究科計算工学専攻 修士課程修了
2009年
東日本電信電話株式会社(NTT東日本) 入社

※記事の内容は取材当時のものです

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