生命理工学系 News

科学教室「植物の構造と色」を開催

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2023.10.06

東京工業大学生命理工学院は、令和5年9月10日(日曜日)に、本学大岡山キャンパス西3号館5Fの生命科学基礎実験室を使用して、小学生親子向け科学教室「植物の構造と色」を開催しました。本イベントは生命理工学院の浜口幸久名誉教授、OB/OGらの支援と、東工大基金事業のサポートを受けて開催されました。本学webの広報などを通じて小学4年生から6年生の親子30組を募集したのに対し50組の応募があったため抽選を行い、当日は体調不良による欠席者が数組出たものの27組が参加しました。

浜口名誉教授による講義

浜口名誉教授による講義

始めに、浜口幸久名誉教授が植物の構造について講義を行いました。植物の構造の概要を伝えると共に、葉の網の目構造である葉脈についてわかりやすく解説しました。今回は植物の色にも着目し、ムラサキキャベツからアントシアニンという紫色の色素を各自ですり鉢を使って抽出し、この抽出した色素に酸性やアルカリ性の溶液を加えて、薄紫色からピンクや赤、または青や緑や黄色へと様々な色に変化する様子を観察しました。実験後には解説を行い、酸っぱい梅干の赤色は、酸性下のアントシアニンが古くから着色に利用されてきたことなどを伝えました。

紫キャベツ色素液の変色実験

紫キャベツ色素液の変色実験

葉脈の実験では、あらかじめ薬品処理した3種類の葉から、葉肉を優しく除去して葉脈標本(スケルトンリーフ)を作成しました。葉の種類により様々な葉脈の構造があることなどを観察しました。参加者は自身で作成した3種類の葉脈標本をそれぞれラミネートパウチしたのち、栞(しおり)や置物にして持ち帰りました。

また、葉脈の観察では、葉に蛍光液を吸収させてブラックライトを当てる方法による観察も行いました。今回は肉眼による観察に加えて顕微鏡も使用し、蛍光液を吸わせた葉にブラックライトをあてながら顕微鏡観察することで、細かく枝分かれした葉脈の構造や、蛍光液が浸透して光る細胞など、より細かな構造まで観察しました。

葉脈標本作り

葉脈の蛍光観察

終了後、参加者からは「試験管の中の液がとてもきれいな色に変わったことが印象的だった」、「葉脈標本づくりをして、きれいにできて嬉しかった」、「蛍光液をこんなにすぐに吸い上げること、隅々まで行き渡ること、よく観察できておもしろかった」などのコメントがありました。

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