材料系 News

石川研究室―研究室紹介 #17―

分子集合体で出現する光電子機能の開発

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2016.10.25

材料系では「金属」「有機材料」「無機材料」の3つの分野にフォーカスし、独創的かつ挑戦的な研究・開発を推進しています。

研究室紹介シリーズでは、ひとつの研究室にスポットを当てて研究テーマや研究成果を紹介。今回は、分子が集合して初めて出現する機能を活用した有機光電子材料の研究を行う、石川研究室です。

准教授 石川謙

有機材料分野
材料コース
研究室:大岡山キャンパス・南8号館717号室
准教授 石川謙

研究分野 有機太陽電池、液晶、甲虫の羽根を真似た着色剤
Webサイト 石川研究室別窓
石川謙 - 研究者詳細情報(STAR Search)別窓

研究内容と目指すもの

有機物は電気を通しにくい事から絶縁体として使われ、電気製品の中では脇役でしかありませんでした。しかし、最近は液晶や有機EL表示など、製品の主役となる有機材料も出てきました。また、有機太陽電池など、あらたな主役を開発する研究が進んでいます。

研究室では、有機半導体と液晶を対象に、有機光電材料の研究を行っています。研究のキーワードは「集合体で初めて発現する機能を使った高性能デバイスの開発」です。有機太陽電池のお手本となる植物の光合成中心では、分子が空間的に特別な配置をすることにより量子効率のよい電荷分離を行っています。また、液晶は分子が自己組織化して、分子単体からは想像できない機能を発揮しています。とはいえ、自然界に存在するものは人間が使うために最適化されてはいません。そこで、自然には存在しない構造を人工的に作り出したり、液晶のような自己組織化した構造と人工的な構造を組み合わせたりすることによって、より人類にとって有効な構造を作りだすとともに、機能発現の背後にある物理を解き明かそうとしています。

遂行する研究テーマ

  1. 1.配向薄膜の作製、評価手法の開発
  2. 2.光合成中心模倣有機太陽電池の開発
  3. 3.異方性物質中の電荷担体移動の解析
  4. 4.液晶複合体を使ったデバイス開発
  5. 5.強誘電、反強誘電性液晶の物性評価
  6. 6.界面制御を活用した新規液晶デバイス開発

無配向フタロシアニン膜(左)と配向フタロシアニン膜(中央)のAFM像。 配向の有無と方向により抵抗が異なる(右)。

無配向フタロシアニン膜(左)と配向フタロシアニン膜(中央)のAFM像。 配向の有無と方向により抵抗が異なる(右)。

トランジスタや太陽電池を作製するための蒸着装置(左)と試料を精製するための自作の昇華炉(右)。精製を自ら行うことにより、他では使えない物質を使ったデバイスも作れるようになる。

トランジスタや太陽電池を作製するための蒸着装置(左)と試料を精製するための自作の昇華炉(右)。精製を自ら行うことにより、他では使えない物質を使ったデバイスも作れるようになる。

材料系の全研究室を紹介したパンフレットは広報誌ページでご覧いただけます。

お問い合わせ先

准教授 石川謙
E-mail : ishikawa.k.ab@m.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2437

※この内容は2016年4月発行の材料系 有機材料分野パンフレットPDFによります。最新の研究内容については各研究室にお問合せください。

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