生命理工学系 News

非常識を常識に:先端技術を世の中の課題解決に昇華させるため

平成28年度第6回(通算第60回)蔵前ゼミ印象記

  • RSS

2017.01.20

2016年10月21日にすずかけ台キャンパスB223講義室にて、平成28年度第6回の蔵前ゼミ(通算第60回)が開催されました。

蔵前ゼミは同窓生による学生・教職員のための講演会です。
日本社会や経済をリードしている先輩が、これから社会に出る学部生・大学院生に熱いメッセージを送ります。

卒業後の進路は?実社会が期待する技術者像は?卒業後成功する技術者・研究者とは?など、就職活動とその後の人生の糧になります。

講師:萩本和男先生

東京工業大学 工学部 電気電子工学科 卒業(1978年)
東京工業大学 工学院 電気電子系 修士課程修了(1980年)
現 NTT エレクトロニクス(株) 社長

講師の萩本さん

講師の萩本さん

当日の印象記を、博物館の広瀬茂久特命教授が綴りました。その一部をご紹介します。

科学の世界の“一目惚れ”がセレンディピティー(Serendipity)らしい。出会った瞬間に恋に落ちるように、出会った瞬間にその理論や技術の価値を見抜くことができる力のようだ。講演冒頭の魔法のようなシーン(DVDの上映)が目に焼き付いているに違いない。竹トンボのようなものと軽く考えていたドローンが、今や自律的に、まるで運動選手のようにボールを追いかけて打ち返したり、ワイン·グラスを載せその中身をこぼさないどころか揺らさないで空中回転したりできるのだ。子供の頃に、手のひらに棒や傘を立ててバランスをとって遊んだ人も多いだろう。この微妙な「バランス棒ゲーム」をドローンが難なくこなすのも驚きだった。ドローンを初めて見たときに竹トンボを連想した私には技術的Serendipityはなかったことになるが、そんな私でもどうしてそんな芸当ができるのか知りたくなった。ドローンを操っているのは魔法使いではなく、論理的なアルゴリズムで、その指令に合わせた動きを支えているのが各種センサーやコンピュータや今回の主題である通信技術の進歩だ。

印象記のつづきは以下のPDFよりご覧ください。

ゼミ後半のパネルディスカッション「どのようにして、アイディアを実際の世の中に展開・発展させていくか」

ゼミ後半のパネルディスカッション「どのようにして、
アイディアを実際の世の中に展開・発展させていくか」

世話教員の羽鳥さん

世話教員の羽鳥さん

司会の橋爪さん

司会の橋爪さん

会場風景(すずかけ台、B223講義室)

会場風景(すずかけ台、B223講義室)
  • RSS

ページのトップへ

CLOSE

※ 東工大の教育に関連するWebサイトの構成です。

CLOSE